左肩鎖関節亜脱臼

悪夢再来?(2005/7/3)

「一病息災」などと言ってるわりにはいたって健康で、看板に偽りあり?なんて気にしていたのだが、幸か不幸か、久しぶりにケガをゲットした予感。

そのケガは、あいも変わらない日曜サッカー中の出来事。ゴール前に上がったボールを相手ディフェンダーと競り合ったことろ、相手の固い肉体に対抗できず、あっさり転倒、左肩から落ちてしまったのだ。
痛い!一瞬、二年前の出来事、右肩からの着地で右鎖骨を折った悪夢がよみがえった。
立ち上がりながら、左肩の凹凸を確かめてみる。あの時は、異常な盛り上がりと異常な陥没があったが、今回はなし。骨に異常はなさそうだ。つうか、あの時に比べれば、まるで痛くないので折れてるわけがない。
かなりの衝撃ではあったが、前回のコンクリート並みの土ではなく、今回は芝のピッチだったのが幸いした。

と言っても、腕を回したりすると、なんともいやなゴリゴリ音。打撲は間違いないらしい。
試合中はさほど無かった痛みも、だんだん強くなり、打撲3時間後の現在は、じっとしていても痛い。特に肩を上げる動作、肩を回す行為は無理。今やがんばっても体側から90度ちょっとしか上がらない。Tシャツ着るのも一苦労。さらに痛みのためににハンドル操作がきつい。グラウンドからの帰り道の遠いこと遠いこと・・・

単なる打撲だとは思うが、久しぶりに痛い思いをしている。
明日はすっきり痛くないか、病院に行っても恥ずかしくないほど痛いか・・・どっちだろう?


 

こんなんなっちゃいました・・・(2005/7/8)

先週の日曜日に打撲した肩の治りが芳しくないので、いつもの整形外科を受診した。それほど痛いわけではなく、あわよくば明日のサッカーのお墨付きをもらおうという魂胆。

問診の看護婦さんは、鎖骨骨折で一番お世話になったひとなので話が早い。
「前回と一緒。右じゃなく左!ちなみに土じゃなく、芝のグラウンドね。だから折れてないし、たいして痛くない」う〜ん、的確。
「レントゲン撮ってもいい?」
折れてもいないのに、レントゲンかよとちょっとむっとするも、根がおひとよしなので、「はい、は〜い」とレントゲン室へ。

一枚でおしまいかと思いきや、撮るは撮るは全部で五枚。そのうち一枚は右。
思わず、「何で反対側撮るの?」と口走ってしまう。

これで何ともなかったら、無駄な出費だななんて思いつつ、診察室へ。

レントゲンを見ている看護婦さんに「何ともないよね?」
「そんなことないよ、まずいよ!」
ええええっ、レントゲンを見る。どうみてもヒビはない・・・右と左を見比べてびっくり!肩関節のスキマが違う。
現れた院長によると、「○×?!・・・」ということらしい。????
まあ、簡単に言えば、肩関節の亜脱臼、関節内の骨がずれている状態で脱臼(骨がはずれる)までは至っていない。

でも治療は大変らしい。装具で2ヶ月くらい固定し、スポーツ復帰は数ヵ月後になるとのこと。ということで、今シーズンは絶望かも・・・

明日も通院、レントゲン写真をデジカメさせてもらおう。


 

治療方針決定(2005/7/9)

有無を言わさず装具をつけられ、「明日まではずしちゃダメだからね!」と言われたのが、きのうの午後。着替えもダメ、シャワーもダメということで、気持ち悪いことこの上ない。てなわけで、この苦行から解放されるために朝一で病院へ向かう。もちろん、完全な片手運転。
まずは装具を着けたままでのレントゲン、たかが15,6時間の装着で何が変わるというわけでもあるまいに・・・病院一の高額医療機器だから、目一杯使う気だな・・・と、こころの中でブツブツ。


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<診察初日のX線写真>

<装具を着けた状態>若干すきまが狭まったかも?

いつもは30秒診療の院長であるが、きょうはたっぷり10分。しかも、他人のレントゲン写真まで見せてくれる。(明らかに個人情報保護法に抵触)

見せてくれたレントゲンは、装具で固定するのではなく、スキマのできた骨同士をピンで固定する治療を施したもの。2年前の鎖骨骨折と同じような感じ。
ただ、この手術は鎖骨のときと違い、局部麻酔で行うとのこと。外来でも入院でも、どちらでもいいらしい。
くだんのレントゲンの主は3週間も入院していたそうだ。(院長しゃべりすぎ)

自分でコントロールできそうな入院期間にちょっとそそられたが、以前ほど暇でもなく、痛みの切迫感もないので、入院は保険金詐欺みたいで、やはり気がひけた。しかも、ピンを抜いたら、若干骨は戻る(はねあがる)し、手術をしても、完治が早まるわけではないとのこと。

 

「肉体労働でなければ、装具固定でちゃらんぽらんに生活すればそのうち治るよ」と院長。
これで決まった。
「じゃあ、ちゃらんぽらんに生きるということで・・・」
「装具だと関節が固まるから気をつけてね」
院長は行ってしまった。固定しているのに、どう気をつければいいものか?動かしたら元も子もないと思うのだが・・・

ちなみに装具のメカニズムは、はね上がった骨部分を自らの腕の重さで押し下げるということらしい。肩をあげる動作は厳禁、ひたすらなで肩に徹したほうがいいようだ。

肩鎖関節亜脱臼=ケンサカンセツアダッキュウと読む


 

やはり自爆?(2005/7/10)

痛みの箇所から判断して、転倒時に肩上部を打ったのが原因と考えていたが、脱臼という診断から再考すると、むしろ接触時の衝撃が原因と考えるほうが妥当なようだ。

肩関節の脱臼は、前面からの衝撃がほとんどとのこと。野球のピッチャーが腕を振り上げ、後ろにそらした(胸を開いた)状態のような時に、腕を後ろに引っ張られるような衝撃で起こるらしい。

ということで、おそらくはチンピラの喧嘩でよくある「肩が触れたの触れないの」みたいなことがフルスピードで起こったと考えれらる。つまりはショルダーチャージ。胸をはった瞬間に、相手が腕の付け根付近に当たってきたのだろう。あの時、全然正当なチャージなのに、相手が謝ってきたのは、当たった瞬間、妙な音とかしたのかもしれない。

今シーズン、調子に乗ってこちらも当たりに行ってることは間違いない。でも、にわか仕込みの肉体が、鍛え上げたサッカー経験者のそれに勝てるわけもなく、やはり今回もドンキホーテには違いない・・・






 

利き手(2005/7/11)

左腕を固定されての4日間、手を使うのにいちいち考えて行動しなければならなくなった。これがかなりのストレス。

50年近くも生きてくれば、右手と左手の役割分担はすでに不動のもの。たまに、いつもと違う側の手を使うと違和感を覚えてしまうのだ。
たとえば、窓を開ける動作では、右手でロックをはずし、左手で窓を動かす・・・まあ、これは窓の構造が手の分担を指定しているようなものだが、このルーチン、右手→左手を右手→右手に変えるためには、意識しないとできない。左手が固定されていても、右手の次は自然と左がでてしまうのだ。

また、元来潜在的左利きなので、バッグなんかを下げるとしてもまずは左手が出る。で、幸か不幸か今回は、手先になんの問題もないので普通に持ってしまい、あわてて右手に持ち直すこともしばしば。
このうっかりを予防するために、装具という名の拘束具があるのかも・・・と思ってしまう。
でないと、普通に生活して普通に左手を使ってしまい、「アレッ、やっっちゃった」ってことになりかねない。とはいいながらも、そのうち右手オンリーの生活にならされてしまい、それが日常になってしまうのだろうか?

そうそう、違う手を使うということでは、マンネリに悩むカップルのみなさん、たまにはいつもと違う側の手で攻めると、脳内刺激が高まるそうでござるよ。もちろん、ひとりにも応用できますが・・・


 

装具をはずしてみる。(2005/7/14)

左腕を拘束されていては仕事にならん!ってことで、昼間(10時→18時)だけ装具をはずしてみた。
先週の金曜日以来、シャワーを浴びるときとトイレ(大)以外、寝るときも装着していた代物だ。トイレでなぜはずすかといえば、片手固定ではどうもふんばりづらい、その上、不浄の手はここ何十年も左手と決めているので、右手での拭き取りはあずましくないという理由。

受診する前は、痛みもなんのそのとストレッチもどきをやっては関節を鳴らしていたのだが、いざ亜脱臼と言われてみると、下手に動かせば亜脱臼から脱臼に変わりそうで、かなりビビリモード。とりあえずキーボードを打つくらいの動きしかしていない。

痛みは無くなったし、腕振りもできそうな感じがあるのでサッカーできないこともないような・・・問題は恐怖感。転んだ時のイメージ、チャージされた時のイメージが浮かぶとゾッとする。

まだまだ固定しなけらばならないのか、固定しつつリハビリすべきなのか・・・焦ってもしかたがないとは分かっていても、気になる。

痛ければケガを意識できるし、あきらめもつくのだが、痛みもひいちゃうと・・・サッカーの虫が騒ぎ出すんだな~。


 

通院3回目(2005/7/16)

受傷から14日、治療を始めて9日目のきょう、3回目のレントゲンを撮った。
かなりいい!3枚のレントゲンを見比べれば、素人目にも骨のズレが少なくなっている。
現れた院長も、「いいね~!」と珍しく絶賛。まあ、装具で押さえた状態だから、ズレが少なく写るのは当たり前の話、装具をはずせばそれなりのズレは生じてしまうらしいのだが。
オレ   「いつはずせます、コレ?」
院長   「6週・・・・」行ってしまいやがった。
看護婦 「受傷からかな?治療からかな?」・・・オレに聞くなって。

痛みもない、腕も動く。あわよくば来週あたり復帰しようかと思っていたが、やはりそんなに甘くはなかった。あと5週、装具生活が続きそうだ。

それにしても、看護婦さんの記憶はすごい。2年前にたかだか2週間入院しただけなのに、どの看護婦さんも「また肩やったの?」みたいな感じで話しかけてくる。そんなに目立つ患者だったかな~と思いつつも、悪い気はしない。やっぱ、なじみの病院は落ち着くな~。
問題は、オレが年をとったように彼女たちもおばさん度が上がっているということ。


 

肉体労働をしてみる。(2005/7/20)

と言っても、工事現場みたいなハードなものではない。基本は右手で肉体労働、左手(亜脱臼側)で指先の仕事みたいな軽労働.(予定)・・・

でも実際仕事となると、役割を厳密に右左に振り分けれるものでもなく、その上普段は左で肉体労働をしていることも災いして、ついつい左手でも力仕事になってしまった。力を入れるな!肩以上に腕をあげるな!と声だし確認してみても、なんだかんだ左手が出てしまうのだ。

仕事中スポーンと抜けるようなことはなかったが、終わってみればかなりの痛み。肩側の骨が少し戻った(悪いほうに)感じがする。
24時間装具装着!という医者の指示も理解できる。甘くみちゃいかん!ということらしい。

今は2日間の無理をチャラにすべく、ちょっときつめに装具装着中だ。この無理が週末のレントゲンにどう響くか?・・・少し心配。


 

装具からの(公式)解放は一週間後。(2005/7/23)

所属するサッカーチームの早朝興行を覗きにいく。きょうは夕方にも別興行、しかもそのあとキャンプ予定というのに、朝っぱらから2チーム近い人数が集まっていた。つくづくサッカー馬鹿集団だと思ってしまう。といっても一番馬鹿なのは、行ったところでゲームに出れないオレなんだけどね。

観てるだけではもの足りず、ボールを蹴ってみる。ついでにダッシュしてみる。ノープロブレム!おそらく、回りが気を使ってくれる紅白戦くらいならやれそうだ。

その後、いつもの病院に行き、レントゲン撮影。写真を見る限り、ほとんど完治に近い。それは医者も認めるところのようで、「う~ん、いいね。まじめにやってたね!」と、やたら誉められる。実際は、この一週間、夜寝るとき以外装具ははずしていたので、なんとなく面映い。強いてマジメ?なとことろをあげれば、力仕事を一切しなかったことくらいか・・・

あわよくば夕方のサッカーに参加する魂胆で、「ていうことは、これはずしてもいいすよね」なんて煽ってみたが、さすがにそれは許可されず、来週金曜日まで!ということになった。
最初の診察では「装具装着2ヶ月」、一週間前は「装着6週間」、そしてきょうの結論は、「3週間でオーケー」とのこと。
もともとたいしたケガではなかった(診断ミス)のか?治療の成果か?その理由は解らないが、早く治ることにこしたことはない。

秋口までかかりそうだったサッカー復帰も、来月あたまには大丈夫!・・・・
とにかくうれしいな!


 

リハビリ始まる。(2005/7/29)

一週間ぶりの通院。先週の打ち合わせどおり、装具をはずした状態でレントゲンを撮る。
やはり、院長の診たては正しいようで、装具をはずした状態では骨の隙間が元に戻ってしまっている。装具装着16時間後くらいの感じである。
本人的には予想以上の戻り量だったので、院長から「装具装着続行!」なんて言われるかとややビビリモードだったのだが、院長にとっては想定の範囲内だったのか、何事もなく」装具終了となった。
肩の稼動範囲をチェックした院長、「なんでそんなに動く?3週間固定していたらこうは動かん!」
あっさり、装具不装着を見抜かれてしまった・・・

そんなこんなで、きょうから物理療法が始まった。
まず赤外線で患部を50度くらいに温熱・・・かなり熱い。その後、10分ほどマッサージ。最後は鎖骨骨折でおなじみのこの運動。
リハビリ

リハビリ中途半端でも、以前と同じくらい動くようになった鎖骨骨折の例もあるので、正直、リハビリには消極的だ。へたなリハビリより、実戦的リハビリ・・・・さっさと復帰しちゃえばそのうち治る!あるいはジムでも通って肩回りに筋肉をつけたほうが得策と考えているのだが、今回は10分ではあってもマッサージつき。街のマッサージ屋さんなら、10分千円が相場なのに、健康保険が利いて格安!となれば気持ちも動く。しばらくはマジメに通ってみよう・・・
リハビリには傷害保険が利かない可能性もあるが、生保(明治安田生命)の件もあることだし、支払い拒否されたらゴネテみよう・・・と思う。

アッ、サッカーは復帰しますよ!来週から。


 

治療終了(2005/8/6)

装具をはずして一週間、恒例のレントゲン撮影。なんのためのレントゲン撮影かさっぱりわからないのであるが、とりあえずは病院の指示に従う。

きょうは院長が不在らしく、若い先生が代診。先週の写真と比べることもなく、「いいですね~。痛みはどうです?10段階のうちのいくつです?」
なんともビミョウな質問だ。尿管結石を基準にすれば0.1ぐらいだし、通風を基準にすれば0.5くらい、・・・いいようがないので1以下と答えておいた。
だいたい痛みなんて感じてないので、質問自体が無意味。通院のたびにレントゲン撮られて、売り上げ貢献するのもムカつくので、「もういいすよね~」「もう終了ですよね?」を連発する。
結果、一応治療終了、何か気になるようなことがあったら一月後にでも・・・ということになった。

受傷から33日、驚異の回復?である。注意すべきは、重いものは持つな!ということだけなので、あしたから晴れてサッカーに復帰できそうだ。